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会社を早期退職したら国民健康保険か任意継続どっちがお得?フリーランスの場合のおすすめ!

退職を考える人
会社を早期退職してフリーランスになったら今度は会社と折半じゃなくなるから健康保険料が高い。。どの健康保険に入るのがいいの?
結果として、「国民健康保険」、「任意継続」、「国民健康保険組合」の3つの選択肢から選べます。また、クリエイティブな仕事をしているフリーランスの場合「文芸美術国民健康保険組合」に入ると収入に関係なく保険料が一律です。

 

こんな方に参考になります

  • 早期退職した後「国民健康保険」と「任意継続」で迷っている方
  • そもそも、退職した後で健康保険はどうすればいいのか悩んでいる方
  • デザイナーなどやクリエイティブで専門的な仕事をしているフリーランスや個人事業主の方

会社を早期退職したら国民健康保険か任意継続どっちがお得?

会社を早期退職したら最初に迷うポイントでもあるのが、「国民健康保険」か「任意継続制度」の選択だと思います。

一番多いケースは、最初は任意継続制度(2年間のみ利用可能)を利用して、2年経ったら国民健康保険に加入するというパターンです。

この流れの方が、比較的に月々支払う保険料が安く済む可能性が高いからです。

任意継続にも国民健康保険にもそれぞれメリットとデメリットがあるので、以下にまとめてみました。

国民健康保険と任意継続制度の特徴まとめ

国民健康保険 (期限の制限なくずっと利用可能)

  • 扶養概念がないので家族が扶養から外れてしまう
  • 家族全員が扶養から外れてしまうので奥さんや子供の保険料が発生する
  • 前年の総所得に応じて保険料が決まってしまう(副業などの事業所得含み)

任意継続制度 (2年間のみ利用可能)

  • 最大で2年間は勤務先の健康保険(社保)に継続加入できる
  • 加入している間は家族が扶養に入れる
  • 保険料が全額自己負担になるが月額の上限額があるので比較的割安
  • 傷病手当金、出産手当金が受け取れない
比較すると任意継続の方が国民健康保険料より安くなる可能性があって、さらに会社にいた時のように家族も扶養にはいれるので奥さんやお子さんも保険料を支払う必要がないです。2年間しか入れないけど、やはり任意継続を選ぶメリットが多いように思えます。

 

■国民健康保険と任意継続制度を選ぶ最終ポイント

やはり一番気になるのは保険料ですよね。安いほうに入りたいという方も多いかと思います。

結論から言うと、多くの場合は任意保険に加入したほうがお得です。また、妻や子供も扶養に入れます。

■僕の場合の国民健康保険と任意継続制度との比較

国民健康保険:月8万円 ※妻や子供は扶養に入れない

任意継続制度:月3万円 ※妻や子供は扶養に入れる

※所得によって違いはあります。

理由は、国民健康保険は前年の総所得(副業等の事業所得も含む)に対して、基礎控除分だけが差し引かれて保険料が計算されるからです。「会社を早期退職して収入が少なくなったはずなのに保険料が高い!」と思ってしまうかもしれませんが、前年の総所得から計算されるのでそのようになります。

また、国民健康保険は厄介なことに、退職した会社の前年の所得だけではなく、今度は個人で行っていた副業などの事業所得も一緒に合算されてくるので、さらに高額になります。市役所に確認したところ月々8万円ほどかかると言われました。

一方、任意継続は会社に在籍中は保険料が会社との折半だったのが、退職したあとは全額自己負担になりますが、月々の上限額が決められています。

実際に、僕も退職をしたときはまず任意継続に入りました。会社に勤めていたときの年収は400万円くらいだったので、これくらいの年収があれば、任意継続の方がかなりお得です。僕の場合、2万9千円でした。なので、多くのフリーランスや個人事業主の方が早期退職したら、まずは任意継続を選ぶのが一般的です。

もっと自分の保険料を正確に把握したいときは、問い合わせして確認をしてみてください。

国民健康保険:市役所

任意継続制度:勤務先の健康保険会社(僕の場合は協会けんぽ)

会社を早期退職してフリーランスでも社会保険は入れる?

在宅勤務のイメージ

会社を早期退職してフリーランスになった場合、入ることができる社会保険は以下の2つに限られます。

  • 医療保険
  • 年金保険

この2つ以外にも、社会保険には介護保険、雇用保険、労災保険がありますが、これらは会社員向けの社会保険なのでフリーランスは加入できません。

医療保険と年金保険は何種類かに分かれているので、下記で加入条件やメリット・デメリットなどをご紹介していきます。

健康保険

フリーランスが加入できる健康保険は、主に以下の3つになります。

  1. 国民健康保険
  2. 任意継続
  3. 国民健康保険組合

国民健康保険と任意継続制度についてはすでに紹介した通りですが、具体的な加入方法などを紹介します。

1.国民健康保険

会社を早期退職してフリーランスになったら、国民健康保険に加入する人も多いと思います。基本的に、会社員で健康保険に加入している人以外は全員この国民健康保険に加入することとなります。

手続きは自分が住む市区町村にて行います。退職した会社は手続きをしてくれないので、必ず自分で手続きしなければなりません。

【手続きに必要なもの】

  • 世帯主の印鑑(※同一世帯以外の人が申請する場合に必要です)
  • 国民健康保険に加入する人(扶養家族含む)全員の健康保険資格喪失証明書
  • 届出人の本人確認書類

<本人確認書類として認められるもの>

個人番号カード、運転免許証、写真付き住基カード、在留カード、身体障がい者手帳、パスポートなど

このうち1点が必要です。

<写真付きの本人確認書類がない場合>

保険証、介護保険証、年金手帳、学生証

このうち2点を持って行く必要があります。

【手続きの期限】

会社を退職した日から14日以内に行う必要があります。

もしも14日以内に手続きが出来なかった場合、手続きを行った日までにかかった医療費に保険が適用されなくなります。14日以内であれば、退職日の翌日までさかのぼって保険が適用されます。退職後すぐに病院等へ行く予定がある場合は必ず14日以内に手続きをしておきたいところです。

【メリット】

所得が一定の水準を下回った場合、保険料を減額してもらえることがあります。

自己都合ではない退職の場合は、保険料が軽くなる可能性もありますよ。具体的な内容については市区町村に問い合わせてみてください。

【デメリット】

所得が高いほど保険料も高くなります。

もともと扶養の概念がないので、扶養が継続できない点も注意が必要です。

保険料は扶養していた家族の分も支払わないといけません。

 

2.任意継続

国民健康保険に加入する前に任意継続を選択される方も多いと思います。こちらは最大2年間勤め先の健康保険に継続加入できる制度です。(継続した被保険者期間が2ヶ月以上あることが加入条件となります。)

加入中は扶養も継続できます

任意継続の手続きは必要書類を管轄の協会けんぽ支部へ送ることで行います。

僕が退職後選んだのはこちらです。申出書は自分でダウンロードして入手することもできますが、僕の場合は退職後に会社から送られてきました。

ある程度の規模の会社であれば、そのあたりのフォローもしてくれると思います。できれば退職前に会社に確認しておくことをおすすめします。

【手続きに必要なもの】

1.任意継続被保険者資格取得申出書

こちらは健康保険組合のWEBサイトからダウンロードが可能です。

全国健康保険協会(協会けんぽ):https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g2/cat240/r55/

2.退職日が確認できる下記の書類等いずれか1点

退職証明書写し/雇用保険被保険者証離職票写し/健康保険被保険者資格喪失届写し などこれらの書類がどれもない場合、日本年金機構から資格喪失記録の提供を受ける必要があります。その分手続きに2~3週間ほどかかります。

3.健康保険被扶養者届

被扶養者がいる場合はこちらの届が必要です。

【手続きの期限】

退職日の翌日から20日以内に提出する必要があります。20日を過ぎると受け付けてもらえません。

ちなみに僕は退職してちょっとのんびりしていて、あまり健康保険の手続きについてよく調べていなかったので、結構バタバタしてしまいました…。忘れていると取り返しがつかないので、事前準備が大事です。

【メリット】

最大で2年間扶養を継続できます。

負担する保険料には月々の上限額があります。最初に紹介した通り、多くの場合最初はこちらに加入したほうが保険料を抑えられる可能性が高いです。

【デメリット】

加入が最大で2年までという期限付きです。

それ以降は国民健康保険や保険組合に入る必要があります。退職した翌日から20日以内に手続きをしないと加入出来ません。

 

3.国民健康保険組合

国民健康保険組合は、同じ業種に従事する人によって構成されている組合です。

それぞれの業種によって組合が分けられており、会社を早期退職してフリーランスになった人が加入できる健康保険の1つです。

【手続きに必要なもの】

まずは、入ろうとしている保険組合の業種で働いていて、加盟団体の会員になる必要があります。また、加入の対象となる業務をしていることを証明する必要があります。

例えば、組合への加入条件が「WEBデザイナーの仕事をしていること」であれば、その仕事をメインにやっているという証明をしないといけません。やっている仕事のほとんどが違う仕事で、一部だけがWEBデザインの仕事だった場合、組合に加入できない可能性があります。

【メリット】

収入に関係なく、保険料が定額であることです。収入が大きいフリーランスほどお得な保険ですよね。

【デメリット】

フリーランスとしての収入がまだ低い方であれば、国民健康保険などと比較して割高になる可能性があります。

先ほど紹介した通り決められた内容の業務をメインでやっている必要があるので、将来全く違う分野の仕事に関わることになった際は、引き続き加入できるのか注意が必要です。

 

会社を早期退職したフリーランスでおすすめの保険!

保険会社のイメージ

おさらいになりますが、会社を早期退職した場合、以下の3つの保険のどれかに加入できます。

  • 国民健康保険
  • 任意継続
  • 国民健康保険組合

任意継続の2年後は国民健康保険組合の方がお得になる可能性が多くある

これからフリーランスとして活動する方向けに特化した「国民健康保険組合」の保険についてご紹介します。

まだ認知度は低いですが、これからの時代はフリーランスが増加することも考えられ、いずれはメジャーな選択肢になると思っています。

■フリーランスにおすすめ!国民健康保険組合とは?

国民健康保険組合とは、様々な業種の事業者が集まり構成されている団体です。業種ごとに保険組合があり、その業種で働く人が加入できる仕組みです。ただし、すべての業種に存在しているわけではありません。

前述した通り、市区町村が運営している国民健康保険は、所得に応じて保険料が変わるので、所得が多ければ多いほど負担がかなり重くなります。フリーランスの方の中には収入が結構多く、もう少し安い保険料の健康保険に入りたいと思っている場合もあると思います。

そんな時は国民健康保険組合という手がおすすめです。

流れ的には、以下のようになります。

任意継続

 ↓2年後

自分がフリーランスとしてメインでやっている業種の国民健康保険組合

■国民健康保険組合がある業種は?

例えば、次のような業種について国民健康保険組合があります。

  • 医師
  • 歯科医師
  • 薬剤師
  • 建設
  • 税理士
  • 土木建築
  • 美容師
  • デザイナー

専門的な知識や資格が必要であり、開業したり個人で活動することが多い業種が多いですね。組合は業種や都道府県ごとに分かれているケースもあります。

■デザイナー等におすすめ!文芸美術国民健康保険組合とは?

フリーランスとして様々な業種の方が働いていますが、中でもデザインなどクリエイティブな仕事をする方が多いですよね。そうした方が加入できる国民健康保険組合として「文芸美術国民健康保険組合」があります。

以下で詳しくご紹介していきます。

【加入対象】

主に、文芸・芸術(イラスト含み)・映画・写真などの業種に従事している人が対象となります。

【加入方法】

まずはこの国民健康保険組合を構成している団体の会員になる必要があります

加盟団体の一覧は文芸美術国民健康保険組合のWEBサイトより確認ができます。

http://www.bunbi.com/dantai.html

団体に加入したのち、文芸美術国民健康保険組合の加入審査を受けることになります。

【保険料】

組合員1人につき月額21,100円(令和3年度)

【メリット】

保険料が収入に関係なく一定です。

フリーランスとしての収入が高い場合はこちらの保険を選んだ方がお得です!家族を扶養に入れることができるのも嬉しいポイントです。

【デメリット・注意点】

組合によって加入審査の基準が異なる点には注意が必要です。

具体的にどのような仕事をしているのか証明する必要があり、場合によっては加入要件を満たせないこともあり得ます。また、組合に加入できても文芸美術国保への加入が必ず認められるとは限りません。

この点は加入する前に組合に確認しておきたいですね。

 

会社を早期退職した場合、妻や子供の扶養はどうなるの?

会社を早期退職した場合、公的医療保険は次のどちらかを選ぶことが多いとおもいます。

  1. 家族全員が国民健康保険に加入する(扶養から外れる)
  2. 任意継続保険制度を利用する(期限付きで扶養に入れる)

それぞれ扶養がどうなるのかは違うので、説明していきます。

■家族全員が国民健康保険に加入する

1番に考えられるのが、健康保険を脱退後に国民健康保険に加入することです。

国民健康保険には扶養の概念がないので、妻や子供は扶養から外れて、家族全員分の保険料を全額自己負担することになります。

国民健康保険への加入は自分で手続きをする必要があります。期限は退職日の翌日から14日以内なので、忘れずに手続きをしたいですね。退職した本人だけではなく、扶養を外れた妻も手続きが必要です。

■任意継続保険制度を利用する

任意継続を利用すれば、会社を早期退職しても最大2年間は健康保険に加入出来ます

加入中は扶養も継続することが出来ます

すぐに国民健康保険に加入せずに、一旦こちらの制度を利用するというのも手ですね。国民健康保険だと保険料が高いケースが多いと思うので、まずはこちらに入るのがお得な人が多いと思います。

任意継続を利用するには、退職日以前に継続して2か月以上の被保険者期間があることが条件です。保険料は自己負担となりますが、上限が決められているので国民健康保険より保険料を抑えられる可能性が高いです。

会社を退職したら今までの保険証はいつまで有効?返却日は?

会社を退職した後の保険証の扱いは以下のようになります。

保険証の有効期限 退職日まで
保険証の返却期限 退職日から5日以内
保険証の返却先 (退職をした)勤め先

今まで使用していた保険証は退職日をもって、有効期限が切れます。

退職した翌日からは、それまでの保険証は使用の資格がなくなります。間違って使わないように気を付けてください。

また、使用期限が切れた保険証は勤めていた職場へ返却が必要です。返却方法については事前に確認しておいた方が良いですね。

■退職後に保険証を誤って使用したらどうすればいい?

退職日の翌日以降、引き続き保険証を使用してしまった場合は、保険医療機関などから請求があった金額を返さないといけません

支払いはコンビニや郵便局などで可能ですので、送られてきた返納金納付書を使用して支払います。

使用できなくなった保険証をわざと繰り返し使用した場合、犯罪となる恐れもありますのでルールを守った利用をする必要があります。

 

まとめ

会社を早期退職した場合、考えられる選択肢は以下の3つであることをご紹介してきました。

1) 国民健康保険

  • 収入に応じて保険料が変わる
  • 扶養制度はない

2) 任意継続

  • 最大2年加入可能
  • 扶養が継続出来る
  • 保険料の負担には月額上限がある

3) 国民健康保険組合

  • 業種によって組合があるものとないものがある
  • その業種に従事している証明書等が必要
  • 収入に関係なく保険料が一律
  • 扶養制度がある

日本は全員必ず健康保険に入らなくてはなりません。会社を早期退職してフリーランスになると、どうしても保険料の負担が大きくなることが心配ですよね。今回ご紹介した健康保険のうちどれを選択するのかは、個人の収入額によって変わってくると考えられます。

国民健康保険組合の認知度はまだ低いと思いますが、フリーランスとしての収入がある程度高い人にとっては保険料が一律だとお得感が強いですよね。また、扶養制度もあります。

どの健康保険に加入するかは、保険料のシミュレーターを利用したり、自治体に相談したりするなど、焦って決めずにしっかり検討した上で決めることが重要です。

ただ、加入期限には気を付けて余裕を持った対応が出来るように準備しておくのがベストだと思います。僕のように手続きにバタバタしてしまうとうっかり入りたかった保険に入れなくなるかもしれないので、気を付けてくださいね。

 

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